西村佳哲さん「自分の仕事をつくる」の続編です。
西村さんの本を読むと「働き方」をとりまく自分の風景がどんどん変わって見えてきます。それは西村さんが<問い>を見つけ出す名人だからだと思うんです。
「仕事は<選ぶ>もの?」
「好きなことより、大切にしたいことは?」
「自分がお客さんでいられないことは何か?」
「働くことは本当に喜びなんだろうか?」
「死ぬまで自分を活かして生きることが、
わたしたち一人ひとりの仕事なんじゃないか?」
「わたしたちは本当に自由を求めているのか?」
これらの<問い>は読み手の気持ちや考え方の回路を逍遥していきます。インターネットで調べたいことを、どういうふうに調べたらよいのかわからないときの検索のように、たくさんのキーワードを打ち込んで打ち込んで検索し続ける感覚だから、いつも読むたびにお腹いっぱいになるのです。この思考回路の逍遥が重要なんだろうと思います。
関係資産、のあたりはちょうど農作業の手伝いに行って農家の状況を聞いていたところだったのでリアルに心に響きました。
ちなみに僕の「働き方について考えるトークサロン」は、以前、西村さんとご飯をご一緒した際、トークサロンの構想をお話ししたら、「それは絶対はじめたほうが良い」と言ってくださったことからはじめたものです。
[→]参照
Living World:いい仕事って、なんだろうか