2009年4月25日土曜日

sharp

昨晩は私的に永く使い続けているモノについて考えるサロンでした。



僕が普段何気なく、
長く使っているものは、

中学生の頃から使っている
シャープペンシル

です。コンテを描くときに使います。

小学校のときは鉛筆をずっと使っていて、
中学になってからシャーペンデビューを
したと思うのですが、当時友だちと
文房具を交換することが流行っていて、
僕も晋河くんと交換したのでした。

交換当初は青いボディだったのに、
使いすぎて青い部分がはげて
黒くなっているのです。

そして持つところにクッションをつけるのが
流行ったのですが、持ちすぎて
クッションがカチカチとなっております。

筆箱の中にある消しゴムや赤ペンなどは
どんどん別のものに変わっていくのに
このシャーペンだけは変わることがないのです。

雑誌の編集部に在籍した頃は、
ほかの先輩などが机から勝手にペンを
使うこともあり、赤ペンなどは
一切気にならないのですが、
このシャーペンだけは行方不明になったときに
ちょっぴり泣きそうになりました。

ロングデザインならぬ、
"マイ"ロングデザインのポイントは、

・使い込むことによって味がでる素材でできている
・想い出が内包されている
・ちょっとしたギミックがある

そういう要素が含まれていることが
条件なのかな、と思います。

Appleのプロダクトデザイナーは、
わざとiPodのボディを傷つきやすい素材にしているそうです。
そうすることによって大事に使ってもらえる、
と語っています。

使い続けることによって進化するデザインを
考えることって面白いですね。

次回のモノについて考えるサロンは、
5月22日金曜日夜21時です。
次回は「人にモノを伝える(仮)」という
ことについて考えることになりそうです。